2006年 05月 07日
頭のよさ |
「頭のよさ」って感覚的には分かるけど、自分と自分より「頭がいい」と思える人の違いってなんだろう? 先天的な部分ってどの位あるんだろう? Training で改善できるものなのか? と思うことがしばしば。そんな中最近読んだ本はなんとなく解を与えてくれた感があった。 和田秀樹 著「大人のための勉強法」とその続編(パワーアップ編)。 東大理Ⅲ卒業の精神科医で、受験の神様としても有名な著者が認知心理学の見地から大人の勉強法について書いたもの。僕もへっぽこ受験生の時に「偏差値50から早慶に入る方法」みたいな本にお世話になった事を思い出しつつ読んでみた。。。
著者によると、「頭のよさ」とは「問題解決能力」だとした上で、この問題解決能力を規定するのは、①考える材料としての知識を身につけていること ②知識を使って推論を行えること ③メタ認知能力があること と言う。 つまりクイズ王的に物事を知っているだけでは情報をたくさん持っているだけに過ぎないが、その情報を理解し、再利用可能な状態になっているものが知識であり、また、その知識を利用して問題解決の為の推論を行えることが問題解決能力なんだと言う。 納得。 さらには心理学でいうところの「メタ認知能力」という言葉を使って、推論を行っている自分を客観的に見ることにより、自分が誤っている可能性や、足りない部分などを把握する力を持っていることが「頭のよさ」だとしている。 さらに納得。
自分の周りで頭がいいと思える人を見ると、確かにこの推論がむちゃくちゃ速い。メタ認知能力も高いと思う。彼らはこの①②③を日々繰り返すことによって、さらに推論の力を高めているんだと思う。
ということは。。。頭がいい という状態は先天的なものではなく、鍛え上げていけるものだということになる。 だけどここでもう一つ問題が。 “動機”だ。 頭のよさを鍛えていく為のモチベーション(動機)はどうコントロールするのか? 動機はもともと個々人の欲求として備わっているケースが多いのだと思う。イチローや中田英寿の達成動機には真似のできない迫力を感じる。明らかに僕よりは達成動機が強い。この時点で彼らの様にはなれないのか? 著者によると、最近の研究では、とにかく「やる」という行動から入ることで逆に動機が強まることが注目されているとのこと。 とりあえずやることで、少しずつ分かるようになり、推論がしやすくなる。理解の向上に伴ってその分野に関する興味がより強くなり、 知識を増やしたいと思うようになるという好循環。「つべこべ言わずに勉強しろ!!」というオヤジ的な理不尽さが実は正しかったということか。。
著者によると、「頭のよさ」とは「問題解決能力」だとした上で、この問題解決能力を規定するのは、①考える材料としての知識を身につけていること ②知識を使って推論を行えること ③メタ認知能力があること と言う。 つまりクイズ王的に物事を知っているだけでは情報をたくさん持っているだけに過ぎないが、その情報を理解し、再利用可能な状態になっているものが知識であり、また、その知識を利用して問題解決の為の推論を行えることが問題解決能力なんだと言う。 納得。 さらには心理学でいうところの「メタ認知能力」という言葉を使って、推論を行っている自分を客観的に見ることにより、自分が誤っている可能性や、足りない部分などを把握する力を持っていることが「頭のよさ」だとしている。 さらに納得。
自分の周りで頭がいいと思える人を見ると、確かにこの推論がむちゃくちゃ速い。メタ認知能力も高いと思う。彼らはこの①②③を日々繰り返すことによって、さらに推論の力を高めているんだと思う。
ということは。。。頭がいい という状態は先天的なものではなく、鍛え上げていけるものだということになる。 だけどここでもう一つ問題が。 “動機”だ。 頭のよさを鍛えていく為のモチベーション(動機)はどうコントロールするのか? 動機はもともと個々人の欲求として備わっているケースが多いのだと思う。イチローや中田英寿の達成動機には真似のできない迫力を感じる。明らかに僕よりは達成動機が強い。この時点で彼らの様にはなれないのか? 著者によると、最近の研究では、とにかく「やる」という行動から入ることで逆に動機が強まることが注目されているとのこと。 とりあえずやることで、少しずつ分かるようになり、推論がしやすくなる。理解の向上に伴ってその分野に関する興味がより強くなり、 知識を増やしたいと思うようになるという好循環。「つべこべ言わずに勉強しろ!!」というオヤジ的な理不尽さが実は正しかったということか。。
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by suidayer
| 2006-05-07 13:38
| Books